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排気ガス

原文ページ

参考原文バージョン: 2021.11.20(dffb70dfe6439383a644f9ac2de9de91f32abbcb)

はじめに

SUMOには、以下の排気ガスモデルが含まれています。

  • HBEFA v2.1ベースです。HBEFA排出量データベース(オープンソース) v2.1 の継続的な改良版。
  • HBEFA v3.1-based: HBEFA排出量データベース(オープンソース) v3.1 の連続的な再定式化。
  • PHEMlight: オリジナルモデルの派生版。 オリジナル
  • PHEM エミッションモデル(クローズドソース、商用)。
  • 電気自動車モデルは、Kurczveil, T., López, P.A., Schniederによる電気自動車の電力消費モデルです。
  • MMP電気自動車モデル: [MMP電気自動車]による電力消費モデル。 Kevin Badalian from Teaching and Research] による電力消費モデル。 RWTHアーヘン大学のメカトロニクス(MMP)研究室のKevin Badalian氏によるものです。 大学](../Models/MMPEVEM.md#publications)による電力消費モデルです。

モデルおよびその実装に関する文献は、[the DLR electronic library]で見ることができます。 DLR電子図書館 (http://elib.dlr.de/89398/)](http://elib.dlr.de/89398/)にあります。

モデルの使用

すべてのモデルは、異なる車両排気ガスクラスを実装しています。 これらのクラスは、車両タイプ属性である emissionClassを使用することで車両に割り当てることができます。 モデルに異なるクラスがある場合、その定義はemissionClass="/"という形式をとります(例:HBEFA3/PC_G_EU4)。 もし、モデルが一つのクラスしか持っていない場合(例えば電気自動車モデルl)、入力ではを省略することができ、出力ではdefault` として表示されます。 特別なモデルZero` は排出量やエネルギー消費量を全く発生させないモデルです。

利用可能な排出量クラスは排出モデルの説明の中で見つけることができます(HBEFA v2.1ベースHBEFA v3.1-basedPHEMlight) があります。 現在のデフォルトのモデルは HBEFA3/PC_G_EU4 (ガソリンエンジンを搭載したユーロノルム4の乗用車) であるHBEFA3ベースのモデル)です。

モデルによってカバーされる汚染物質/測定値

モデル 汚染物質/燃費
CO2 CO HC NOx PMx 燃料消費 電力消費
HBEFA v2.1-based
emissionClass="HBEFA/..."
x x x x x x -
HBEFA v3.1-based
emissionClass="HBEFA3/..."
x x x x x x -
PHEMlight
emissionClass="PHEMlight/..."
x x x x x x -
Electric Vehicle Model
emissionClass="Energy"
- - - - - - x
No Emissions
emissionClass="Zero"
- - - - - - -

出力

シミュレーション車両が排出する汚染物質は、以下の方法で可視化できます。 sumo-gui を用いて可視化するかsumosumo-gui の両方で出力ファイルに書き出すことができます。 以下の出力が可能です。

  • トリップ情報: 排出ガス装置との組み合わせで tripinfo出力は、車両の走行中に排出されたすべての汚染物質と消費された燃料の合計が出力されます。 全旅程の排出量を記録するには、オプション --tripinfo-output--device.emissions.probability 1.0 を追加してください。 また、選択された車両の排出量を記録するように設定することもできます。一般的な parameters を使って、選択した車種に排出ガス記録を設定することもできます。
  • Lane/Edge(道路/車線)ごとの排出: これらの出力ファイルには、ある道路/車線で排出される汚染物質が含まれています。
  • emission-output: 各車両と時間ステップの排出量を集計していない値
  • 排出量に基づく車両ごとの色分け: これは 各シミュレーションステップにおける各車両の排出量を表示するために使用できます。
  • 排出量に基づくLane/Edge(道路/車線)の色分け: これは、各シミュレーションステップでレーン上の全ての車両の排出量を表示するために使用されます(または、エッジ全体の排出量を表示するSimulation/Mesoを利用できます)。

その他のインターフェイス

traceExporter.pyは、SUMOのfcd-outputPHEM で直接読み込めるファイルに変換するツールです。 このツールを使ったトレースファイル生成のチュートリアル(PHEM入力ファイルを含む)があります。

SUMOのこの機能は、"COLOMBO"プロジェクト内で開発、修正、拡張されSeventh Framework Programmeの支援を受けたものです。
SUMOのこの機能は、AMITRANプロジェクト"AMITRAN"において開発、修正、拡張され、Seventh Framework Programmeの支援を受けたものです。